1日目 2000.10.13成田 飛行機へ−−旅のはじまり |
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<成田> | ||||
前夜は荷物のパッキングであまり寝られなかった。(紫は大抵こうなる。いつものとおり) ねむいよう、といいつつ、がんばってやってきました成田空港。 チェックインをして、出国手続。 空港シャトルにで、搭乗口へ。 シャトルのアナウンス「左側のドアが開きます」 紫「え? 乗ったのは右側だったよね?」 紅「今、左っていった? あれ」 うろたえるふたりにかまわず(当然だ)、見通しのあまり良くない「左側」のドアが、ホーム側の防護扉(?)と共に開いた。 (なんで、他の乗客は気にしないんだろう? なれてる人ばっかりとは思えないのだけれど) 紫「おなか空いた」 紅「喫茶店とか、あるだろ。 紫「あ、あそこにカフェの案内がある」 ところが、無情にも、10時からの営業になっている。 今回利用するのは、LH711(ルフトハンザ) 成田10:10発。 (こんなことだったら、出国審査する前に、どこかで一服しとけばよかったものを) なんとか、みやげ物屋で売っているおにぎりやコーヒーで、軽食を取る。 食事の後に、やっぱり一服したい紅は、喫煙所へ。 喫煙所は低めの囲いが作られているだけ。と見えたのだが。 紅「ねえねえ、このエアカーテンはすごいよ。ほらほら」 喫煙所の内側、壁から一歩下がったくらいに立ち、 紫煙をふーっ、と吹きかけても、 紫「あ、全部上に上がってくんだ。おもしろーい」 ほとんど外に流れないようになっている。 ふと見ると、キッズルーム。 入口のところには受付らしいひと。 で、奥のほうに、 紫「ぬいぐるみさんだ!」 けっこう大きめのアザラシ(?)さんとか、いろいろの働くぬいぐるみさん達。 ちょっと汚れてたり、くたびれたりしているみたいだけれど、 がんばって子供達の相手をしてる様子。 お疲れさま、とだっこする。 そして、ようやく搭乗手続開始。 LH711 成田空港で |
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<成田−−フランクフルト> | ||||
機内に入って、席に着く。 そして、持ち込んだバッグ(トートバッグというか、スポーツバッグというか)を、ようやく開く。 るくこちゃ〜ん。 ごめんね、ふくろづめで、きつかったでしょう。 で、取り出して、ひざに乗せてだっこ。 そうするとおなかが暖かくなるから、機内の気温が下がっても、平気かな。 お隣は、ドイツ人のご夫婦らしいふたりづれ。 るくこちゃんを見て、奥様がにっこり。 よーし、るくこちゃんのかわいらしさは世界につうじるらしいぞ。 さっそく航空会社グッズ確保する紅。機内誌に、お持ち帰り袋(ゲロ袋ともいう)といったものは、必須。それから、巡回中の乗務員にお願いする。 紅「トランプありますか?」(あれば、もらえるはず) 残念ながら積んでないとのこと。 (そして、帰路のルフトハンザでも、「もう積まなくなったんです」という、悲しい答えが。紅の落胆したこと。ああ、昔はよかった) 機内食2回と、milkaのチョコレートや、コンビニおにぎりが回ってくる。 映画は「(ザ・タレンテッド・ミスター・)リプリー」(「太陽がいっぱい」のリメイクだったとは知らなかった)と「アンナと王様」が日本語音声あり。あとは、「Up at the Villa」。ただ、イヤホンの調子があまり良くなくて、聞き取りづらかったので、残念。ふだんそれほど映画を見ないので、こういうときに見ておきたいんだけどな。(貧乏性だな) 現地時刻14:50フランクフルト国際空港到着(のはずだったけれど、少し遅れた)。 7時間(サマータイム期間)の時差があるので約12時間かかっている。 エプロンから建物の中に入って少し進むと、待合室のようになっている。そして。 紅「吸える! ちょっと吸わせて!」 灰皿発見、喫煙所。 半日の禁煙状態から、ようやく開放された喫煙者達が、灰皿にむらがって一服、さらに一服。 なんだかそこらへんが、煙ってるんですけど〜、 なんとなくみんな、ほへぇ〜という顔してるんですけど〜、 煙草のみの連帯感があるみたいなんですけど〜、 まあ、よく我慢しました。 (おまけ。 この年(2000年)の冬に、飛行機のお手洗いで泥酔して煙草を吸い続けた乗客がおり、最終的には飛行機が引き返さざるをえなかった、という事件が起こりました。 喫煙者のみなさん、煙草は、吸ってよいところでのみ楽しみましょう) 手続はなんなく終り、荷物を受け取る。 そこへ、現地係員(日本人女性らしい)のおむかえ。 ガラゴロと荷物を引きずり、タクシー乗り場へ。 紫の背負っていた(いつもはだっこされているけれど、荷物があるのでリュック背負い) るくこちゃんに気付いた係員さんも、かわいー、とひとこと。 よしよし、やはりるくこちゃんはかわいらしいのだ。 係員さんもタクシーに同乗して、ホテルまで。 車窓から見える雑木は、紅葉(というより、黄葉が多かったようだ)の終りかけ。 枯れ木というほどではないけれど、関東より一月くらい、季節が進んでいるような感じ。 紫「ZOOって、看板があるよ。動物園?」 紅「うん、でも、あれ「ツォー」と読むんだけどね」 ホテルに着く。 るくこちゃん、フランクフルトのホテルでくつろぐ |
<フランクフルト> | ||||||
ホテル −− 密航者? 係員さんにフロントまでご案内していただいて、チェックイン。 フロントのおじさまとは、なんとかなる英語で紅が会話。 フロント係に英語で部屋番号を告げられ、なぜかドイツ語で答えてしまう紅。 (すこし、うける。やはり、その国のことばだと、心証がよくなるらしい) 部屋に入ると、ベッドの上にハート型の紙。いらっしゃいませのチョコレート。 (フィンガーチョコで、中にはプラリネ入り) くつろいでいるるくこちゃんのひざの上にあるのが、そのチョコレート。 そういえば、フロントに(カラオケボックスにあるような)キャンディの入ったびんがあった。 ドイツ人って、甘いものが好き?(そのとおりらしい) 紫「空気がちょっとこもってるね〜」 エアフレッシュナー(自家製。ミントとユーカリで、ホールズのかおり)を、まいてみる。 窓を開けると、けっこう近くにお隣さん。市街地だからね。 紅「ねーねー」 紫が振り返ると、紅の手の上には、シャア君?! なぜここに?! 密航か?! 紅「連れてきたんだ〜」 ショルダーバッグの中にいたらしい。 驚く紫はそのままにして、シャア君は洗面所へ。 アメニティグッズに興味があるらしい。 紫「よ、よし、シャア君。君をアメニティ・チェック係に任命する」 シャア君、フランクフルトのホテルでアメニティ・チェック そんなわけで、シャア君のアメニティ・チェック。 (参考 シャア君の大きさは、てのひらくらい) 写っていないけれど、据付式のヘアドライヤーもある。 特筆すべきは爪やすり。使い捨てのものだけど、嬉しい。 それから、右上にあるのは、コンセント。 3つ穴式なので、日本製のものだとアダプタなどが必要。 ベッドの前に戻ると、テレビの下は冷蔵庫。 紫「るくこちゃん、なにしてるの?」 紅「飲み物、サービスだって」 水やビール、オレンジジュースにコーラとか、なんでも無料なのだそうな! (泊ったホテルでは、ここだけだった。サービス良し!) るくこちゃん、何を飲もうかな |
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つづきをお楽しみに。(2001.1.20更新) |
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