「七里が森」に住んでいるアルです。 お花見に行ってきました。 みとさんの「なりゆきの本棚」で、お花見の話題が出てきたときすぐに、紫さんは行きたがっていました。それから、silverberryさんの「SILVEBERRY'S LIBRARY」でも告知されたときに、参加資格が「ヒューマノイド型(耳、しっぽは可)」となっていたから、アル(きつねのぬいぐるみだけど、立ちポーズだし、Tシャツ着てるし)大丈夫そうだから、連れて行ってもらうことにしました。 そんな話をしていたら、(酔っぱらった勢いで)紅さんも参加表明をしてしまいました。紅さんは、他にも連れて行きたいぬいぐるみがいるそうですが、そこまではぼくたちの責任ではありません。 4月8日日曜日。快晴。 JR千駄ヶ谷駅前午前11時(ちょっとすぎ)。 紅さんと紫さんが改札を出ようとすると、手を振る一団がいました。 ちょこっとごあいさつをして、移動。すぐ近くの「レピシエ 千駄ヶ谷本店」へ。 予約していた席について、ようやくそれぞれのご紹介。 本日の参加者は、「なりゆきの本棚」のみとさん(本日の幹事)、 「小桜くんの森(Kozakura-kun's Forest)」のAmiさん、 「SILVEBERRY'S LIBRARY」のsilverberryさん、 「八方美人な書評ページ」の八方美人男さん、 「雪窓紅茶店」のmotojiさん、それから「ATHENA Homapage」の紅(ATHENA)さん、 「七里が森」の(七里)紫さんです。 書評系(silverberryさん、八方美人男さん、みとさん)がメインといってもよいでしょう。サブジャンルとしてはお芝居、SF、お茶、図書館、ZABADAK、といったつながりもあるようです。 もちろん、アルも自己紹介しました。 ついでに、紅さんの謎の発言「みなさまに喜んでいただけるのもをお連れしましたから」、そして大きなバッグにみなさんちょっと首をかしげていました。 さて、それぞれ注文したお食事が、供されはじめました。 いちばん目をひくのは、silverberryさんが注文したアフタヌーンティセットでしょう。 3段重ねで、もりだくさんです。 アフタヌーンティセット クロックムッシュを注文したmotojiさんと紫さんは、いちはやく口をつけ、たのはいいのですが、 「お茶〜、いや、水分が欲しいよう」苦しむことになりました (そりゃあ、ホットサンドなどを、飲み物なしで食べるのはつらいでしょうが) アイスティが来てから、しばらく後、ホットの紅茶も出されました。 みんなそれぞれ頼んだので、いろいろなお茶でテーブルがいっぱい。 2杯目からは、他のかたのものを味見させてもらったりもしました。 注文したお茶は「Afternoontea」「Japonesuque」「Raisin」 「Kanchenjenga」「Rhum」あとは、アイスティで「Sakura」。「Japonesuque」を飲んだ紫さんが「お茶漬けの味(梅茶漬けに入っているシソの実を連想した)」なんていったために、びっくり。そのながれで、錦松梅のお話(大人になったら、自分で買って、松の実を好きなだけ食べるんだ!)まで発展してしまいました。 ランチセットを頼んだ皆さんが、ケーキを選びに行っている間、 「さめちゃうよねー」とティコゼーをポットにかけて、さらにポットをならべてみると、「誰のだかわからない」ようになってしまいました。 じゃあ、とさらに並んでいた順番を変え、ハズレ(ポットを外に出しておく)をつくります。 ロシアンティ? これで「お茶のロシアンルーレット、ロシアンティ」となりました。 それでも、なぜか自分の頼んだお茶がわかってしまうmotojiさんに脱帽しました。 お昼も済み、お買物(当然お茶を買ってかえるかたがたがいました)も一段落しましたので、 「レピシエ」から「新宿御苑」に移動します。 「新宿御苑」の千駄ヶ谷門から入園します。 そして、中に入ってひらけているところまで出ると、桜がいっぱいの、花見客がいっぱいでした。 ほどよい場所を探して、持ちよったレジャーシートを広げて、いろいろ(Amiさん、silverberryさん、八方美人男さん、みとさんが、千駄ヶ谷に来る前に買い出ししてくださっていたんです)ひろげて、準備完了。と、まだでした。 紅さんがおもむろに、持ってきたバッグを 開くと、中から出てきたのは、オルちゃんとルカちゃん。 どちらもシャチのぬいぐるみです。みんな、おおよろこびしました。 左から、オルちゃん、アル、ルカちゃん みとさんの音頭でかんぱーい。 いろいろ飲んで、食べはじめます。 だいたい、こんなものがありました。 SAKURA VERT(motojiさんから。「レピシエ」の桜緑茶。お茶パックにつめてくださってました) 中国茶各種(みとさんから。凍頂烏籠とか、杏仁とか。2煎めもすてき) 「ぶどうジュース」(Amiさんから。お近くのぶどう園で売っているそうです) スィートポテト(八方美人男さんから。和菓子屋さんのものなのですって) オイルサーディンなど(silverberryさんから。かんづめのおつまみいろいろ) わざとわれせん(紫さんから。しょっぱいものも、欲しいよね) 大辛せん(紅さんから。とうがらしがまぶしてあって、赤いおせんべい。ご自分が好きらしいです) それから、パンに、チーズに、クラッカー。 大辛せんには、八方美人男さんが、挑戦しました。 買うときに「本当に辛いですよ」と、店員に念を押されるくらいの品なので、無理はしないでくださいね。 (あのぉ、こめかみに汗かいてます?) 無事に1枚完食。(がんばりました) そして、そのあと、八方美人男さんは、ごろりとお昼寝をはじめました。 まわりをみまわすと、あちこちでねころがっているかたがたが。 「なんか、あの木の下ででろーんと横になっている人たち、こわいよー」 「埋めると、甘い実がなるんだぞ」 「桃じゃないから、無理では?」 >参考「Intolerance──あるいは暮林助教授の逆説」(川原泉 白泉社 1985) 「そうだ、埋めるといったら、「スコップで土を掘る」って、どういう動き?」 「じゃあ、「シャベル」だと?」 ということで、「カクスコ」のお話が始まりました。 さらに「スイスコ(垂直スコップ)」のお話まで。 途中で喫煙者の紅さんは、煙草が吸いたくなったらしいのですが、 煙草を好まない人びとと、ぬいぐるみに気を使ったのか、ちょっと離れて一服。 「なんか、微妙な位置(3メートルくらい離れている)に、いるねえ」 「さびしいのかな」 「イザというときに、つっこめるようにしてるんだよ、きっと」 ちりぎわなのか、花びらが、降ってきます。 お昼寝からさめた八方美人男さんの頭にも、桜の花びら。 「鏡、っと」電話についているカメラでご自分を写して身だしなみを整える八方美人男さん。 そういう使い方もあるんですね、とみんな感心しました。 silverberryさんのお友達の「友人「み」」さんと、そのお友達が、 とおりすがりに寄ってくださいました。さらに、差し入れまでいただきました。 そして、よろこんで、「大辛せん」をお持ち帰りになりました。 (好きなひとには、たまらないんだろうなあ。) なんだか、肩こりがね、といいだしたのは、紫さんだったのでしょうか。 「やっぱり、運動しなきゃあかなあ。ちゃらりら、ちゃらりら」 なぜか「みんなの体操」の動きとか、頭を支点にして腕をのばすのとか、 肩こり対策のお話もありました。 少しずつ気温も下がってきて、カラスたちも、お帰りなさいよ、と鳴いているみたいです。 閉園時間がせまってきているので、「お花見」はお開きです。 ちょっとあまったパンは、お持ち帰りしていただきましょう。桜の花びらが袋の中に入ってるのも、いいですよね。ゴミはきちんと始末します。 あ、桜の前でオルちゃんの写真撮っておきましょう。 (オルちゃんの下では、シンクロナイズドスイミングのように、紫さんが支えているのでした。) オルちゃん、桜の海を泳ぐ 御苑を新宿門から出ます。他のお花見のお客さんも帰る頃だから、けっこう門のあたりは混雑します。そのまま、流れにそって新宿駅南口方面へ移動します。 夕飯にはまだ早いので、ちょっと一服します。 注文するついでにお手洗いに行った、Amiさん、みとさん、紫さんは、自分達がどこ(何階)にいるかわからなくなって、のぼったり降りたりしていたそうです。 場所を変えても、お話はいろいろ続きます。 「ウルトラマンのシリーズは、通してみるといろいろ矛盾があって」 「えーっ、ひどい」 「バナナワニ園には、「バナナワニ」がいるんだよ」 「房になってるんですか、それ?」 「若い頃は緑なんだよ」 「すると、年を取るとぶちぶちと」 「このごろ、懐かしいネタのテレビCFが多いような」 「きっと、ディレクターが、「その年代」なんだよ」 しばらく席を離れていると、話題がかなり移動しているので、中座した人は一瞬ギョッとしているようでした。 おなかもすいてきたし、夜の部に突入となります。 「老辺餃子館」か、「小龍包(紅さんが行きたがっている)」の方向に、なんとなく移動します。 交差点のむこうにある、黄色い看板のところが、「老辺餃子館」です。 「(絶句)そこ、行きたかった小龍包の店があった場所なんだけど」 「最後に行ったのは、いつ?」 「10年前くらいかな」 「それじゃ、長すぎます! このごろの新宿のスパンは、長くて3年ですよ」 こうして、「またも(よくあるらしい)お気に入りの店が無くなる」という不運にみまわれた紅さんのことはともかくとして、そのまま「老辺餃子館」に入ります。 ぬいぐるみたちは、危険(?)だからということで、バッグから出してもらえませんでしたので、ぼくはこっそりとすきまから観察しました。 やっぱり、ここに来たら「皇帝鍋」、それからギョウザいろいろを注文してみます。 そして、招興酒などで、かんぱーい。 前菜は、クラゲでも。(ずいぶん細く切ってあります。注意書の紙も付いてきました。) ところで、厨房の入口には「どら」がかけられていました。 そして、突然、その「どら」を店員さんが構えます。 「シャゴラーン! シャゴラーン! シュコーン! コンカンカンカン! コンカンカンカン!」 と、どらの音を先頭にして、「皇帝鍋」様が、行列となって、供されるのでありました。 卓に置かれた「皇帝鍋」の、コンロ(? ごとく? 網目になった金属で覆われているみたい)の部分に点火してもらうと、ボッと、思っていたより盛大に、青い炎が上がります。(うん、たしかにぬいぐるみには危険です。) またしても、「皇帝鍋について」という注意書が配られます。裏側が中国語(ちょっと擬古文漢文風)なので、みとさんに朗読していたたいて、ちょっとだけ中国気分。 できあがった皇帝鍋を取り分けて、食べます。いろんなだしや、野菜の味がして、からだも暖まるかんじです。 そして、おまちかねのギョウザが登場です。 蒸篭に2個ずつ入っている蒸しギョウザで、いろいろな形と具があります。 形は、猫耳、馬のひづめ、鳳凰の目、うーんと、もう何種類か。 具は、貝柱、エビ、マッシュルーム、カニ、えーと、あとたくさん。 だって、テーブルに置かれたとたんに、みんなの口の中に消えていくんですから。 注文の時は、分かりやすいように(形が違うものを選んだりして)頼んだはずなんだけど、いざ来てみると、食べるまで何なのか、結局わからなかったりもします。 中身は味が付いているから、何も付けないで食べるのがおすすめなんだって。 あつあつを、あっという間に食べて、追加します。 少し出てくるまで時間がかかるので、お酒や飲物も随時追加して、またお話。 保険の話に、中国(香港、台湾含む)旅行、中華料理は大勢で食べるのが楽しいこと。 細長いテーブルだったので、みんなでのお話より、話題が小人数ごとにわかれる傾向があったような気がします。濃すぎる話に挟まれて、呆然としていたかたもいたような。 そして、料理がくるとまた、食べます。 いくらでも入りそうだったギョウザも、あれだけ食べれば、おなかいっぱいになるようです。そういうわけで、シメのチャーハン、お茶。 サービスで抹茶アイスクリームも頂きました。(女性のみ。男性は味見させてもらった、のかな。) お会計を済まして、外へ。 と、みとさんが、エレベーターに挟まれてしまいました。(本日2度目だそうです) こうして「なりゆきの本棚」お花見は、お開きとなりました。 いろいろおいしいものを食べて、飲んで、きれいな桜を見て、楽しい話をしたいちにちでした。 みなさま、お世話になりました。 また、機会があったら、そのときはまたよろしくお願いします。 アルちゃん、うちに帰って、ブラシをかけてもらって、レポートの構想を練る |
「なりゆきの本棚」お花見に行く の リンク集
行った場所についてのページ
「レピシエ」 | 紅茶やフレーバーティのお茶屋さん。今回は千駄ヶ谷本店に行きました。 |
「新宿御苑」 | 四季おりおりの植物があります。今回は桜がちょうどみごろでした。 |
「老辺餃子館」 | ギョウザと、皇帝鍋がおすすめの中華料理店です。 |
参加者のみなさんのページ
「小桜くんの森 (Kozakura-kun's Forest)」 |
Amiさんの、コザクラボタンインコや、可愛いもののページです。 素材もいろいろあります。 |
「ATHENA Homapage」 | 紅(ATHENA)さんの、ページです。 まあ、知っている人にはばれているようですが。 |
「SILVEBERRY'S LIBRARY」 | silverberry司書室長さんの、SFとお芝居が充実したページです。 |
「八方美人な 書評ページ」 |
八方美人男さんの、書評ページ。 「読んだ本は意地でも褒める」という、運営方針があるそうです。 |
「なりゆきの本棚」 | 本日の幹事をつとめあげた、みとさんの、ページです。 ファンタジーや中国関係が充実した本棚です。 |
「雪窓紅茶店」 | motojiさんの、お茶のページです。 ひといきつきたいときに、おすすめです。 |
「七里が森」 | このレポートを作成したアルちゃんがいる、(七里)紫と、 ぬいぐるみのページです。 |
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